
being大好きもーりーです!

WANDS結成から第5期まで解説してくれ!
名探偵コナンのオープニングテーマにWANDSの真っ赤なLipが選ばれました。
初めてWANDSを知った初心者の方向けに、結成から第5期までの流れを解説します。
私自身、初期のWANDSの頃から大ファンなので、その魅力をたくさん伝えられます。
ぜひWANDSの歴史を知って、よりWANDSを好きになってもらえたらと思います。
動画で見たい方はこちら↓
WANDS結成の秘話
WANDSは、1991年に結成された3人組の男性によるロックバンドです。
TUBEやB’zが大ブームを起こし、being上昇気流の中で結成されたのがこの時期。
WANDSというバンドの名前は、being創業者である長戸大幸さんの発案とのこと。
名前の起源はタロットカードの「wand」であり、魔法の杖と言われるカードです。
これは、情熱のままに突き進むという意味があり、その複数形でWANDSとなりました。
諸説として、上杉の「W」と柴崎の「S」を取り、WandSだというものもあります。
ただし、正確なのはタロットカードの方と言われているのが現状です。
WANDS結成から第5期までを解説
それでは早速、結成から第5期に至るまでを細かく解説していきましょう。
まずは第1期WANDSのご紹介から!
第1期WANDS
メンバー:Vo.上杉昇 Gt.柴崎浩 Key.大島康祐
1991年に結成されたWANDSは、上杉・柴崎・大島の3人でスタートしました。
ボーカルの上杉昇さんは、being下部組織の「being音楽振興会」に所属していたところWANDSに抜擢。
ギターの柴崎浩さんは、BADオーディション(Being Artist Development)の最終選考に残った段階で抜擢。
キーボードの大島康祐さんは、メタルバンドの神様「LOUDNESS」のサポートメンバーだった時に召集。
上杉さんと柴崎さんはアマチュアで実績がなかったため、実質的に大島さんがリーダー。
1991年12月に「寂しさは秋の色」をリリースしてデビュー。
その後、3rdシングル「もっと強く抱きしめたなら」でWANDS史上No.1の売上を記録。
この曲をリリース後、新しいバンドの結成を理由に大島さんが脱退しました。
これがきっかけで、第1期WANDSはわずか1年弱で終了となりました。
ただ大島さんは、脱退後も第2期WANDSにたくさん曲を提供しています。
大ヒットを記録した「時の扉」や「恋せよ乙女」も大島さん作曲ですよね。
不仲や事務所との確執など憶測が飛び交いましたが、それは間違いだという証拠です。
この時代の音楽は大島イズムと言われ、打ち込みとデジタルサウンドが特徴的でした。
大島さん特有のリズミカルな音楽が色濃く、90年代のJ-POPを象徴したような曲調。
WANDSブームを起こした立役者と言えば、大島康祐さんと言っても過言ではないです。
第2期WANDS

メンバー:Vo.上杉昇 Gt.柴崎浩 Key.木村真也
大島さん脱退後、キーボードのポジションに木村真也さんが抜擢されました。
第2期WANDSはミリオンセラーを連発した時代であり、最も売れたのがこの時期。
木村真也さんはもともとヤマハ音楽院で柴崎さんと同級生でした。
二人は学生時代から仲が良く、木村さんの家で二人で演奏したり音楽談義していたそう。
そんな縁からWANDS加入に繋がり、上杉さんも木村さんの才能を認めOKとなりました。
さて、第2期WANDSには大きく前半と後半に分かれます。
前半
時の扉から世界が終るまでは…がリリースされた1994年6月頃までのこと。
大島イズムを継承し、WANDSブームを巻き起こした時代です。
beingが求める「J-POP」を主体とした楽曲中心で、大ブレイクを起こしました。
しかしながら、ハードロック専門で生きてきた上杉さんは苦悩の日々。
自分のやりたいロックな音楽を表現できず、次第に会社側との軋轢が生じることに。
WANDSが大ヒットを連発する一方、上杉さんの悩みは日増しに高まっていきます。
そんな時代が、第2期WANDSの前半だったのです。
後半
上杉さんが自分の求めるロックな音楽に傾倒し始めたのが、この後半となります。
そのきっかけになったのが、9thシングル「Secret Night 〜It’s My Treat〜」です。
この曲は元ZYYGの栗林誠一郎の曲でしたが、上杉さんがカバーを直談判した曲。
作曲も気心知れた柴崎さん中心になり、上杉さんの好きなロック調に大きく変化。
POPなWANDSが好きだったファンは次第に離れ、一方で新たなファンも獲得。
そして奇跡の名盤と言われるアルバム「PIECE OF MY SOUL」を1995年にリリース。
ロックとグランジがミックスした、上杉さん全開のアルバムで今も傑作との声が大きい。
しかしながら、beingサイドが再びWANDSをJ-POP路線に戻そうとして問題発生。
上杉さんと事務所の音楽性の違いが浮き彫りになり、上杉さんが脱退を表明。

お、お、音楽性の違いってなんや!?
中学生だった私は、意味不明な言葉にすごく混乱したのを覚えています。
さらに柴崎さんは「上杉さんのいないWANDSは違う」ということで同時に脱退。
1997年初頭に事実上のWANDS解体となり、第2期WANDSが終焉を迎えました。
第3期WANDS
メンバー:Vo.和久二郎 Gt.杉元一生 Key.木村真也
長年WANDSを支えてきたボーカルとギターが抜け、危機的状況に。
ただWANDSの商標をbeingが所有していたため、2代目メンバーを加入させました。
ボーカルには、1997年開催の第8回BADオーディション合格の和久二郎さんを抜擢。
もともとジャニーズJr.に所属、5年くらい在籍したのちに音楽を極めるため退社。
上杉さんと歌声が激似だったことから、ボーカルが変わったことに気づかない人も。
ギターには杉元一生さんを抜擢し、WANDS復活を目指し再出発を切りました。
1stシングル「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」でヒットを飛ばします。
全部でシングル4枚、アルバム1枚をリリースするも、次第に人気下降し解散へ。
ここからWANDSは休止期間に入り、メンバーそれぞれの道を歩むことになりました。
第4期WANDS
メンバー:Vo.上原大史 Gt.柴崎浩 Key.大島こうすけ
実に18年もの間、WANDSは第一線から離れもう復活はないものと思われていました。
しかしWANDS再結成に向けて動いたのは、なんとbeing創業者長戸大幸さんでした。
第1期メンバーである柴崎さん・大島さんを呼び寄せ、本格的スタートへ準備開始。
ボーカルには、長戸さんがその才能に惚れ込んだ上原大史さんを抜擢しました。
柴崎さん・大島さんに上原さんを引き合わせ、楽曲制作中心の活動を実施。
表向きには再結成を発表していない時期のため、準備期間といえるでしょう。
ちなみに裏話ですが、WANDS再結成の話は上杉さんにも声がかかっていたそうです。
ご本人も心が動き悩んだそうですが、色んな事情があり不参加となったとのこと。
「やるからには頑張ってほしい」と、上原さんにもメッセージ発信していましたね。
第5期WANDS
メンバー:Vo.上原大史 Gt.柴崎浩 Key.木村真也
WANDSが本格的に再始動するとなった段階で、大島こうすけさんが楽曲制作へ専念。
キーボードには木村真也さんが復帰し、第2期WANDSのような体制になりました。
2019年11月に復活ライブを見事に成功させて、いよいよ活動スタート。
2020年1月に新曲「真っ赤なLip」を発売、名探偵コナンのOPにも抜擢されました。
続きを見てみたくなった
柴崎さんのこの一言が表すとおり、WANDSの続編がいよいよ始まります。
新生WANDSがどんな世界観を生み出してくれるのか、すごく楽しみであります。
まとめ
以上のとおり、第1期〜第5期WANDSの移り変わりを紹介してきました。
WANDSには約30年もの歴史があり、様々なメンバーが功績を残してきたんですね。
最後に私の思いを綴っておこうと思います。
1990年代、幼いながらにWANDSに魅了されずっと聴き続けてきました。
人生の一部とも言えるWANDSが再結成してくれることに改めて感謝しかありません。
新規ファンクラブにも加入しましたし、これを機にbeing復活を願っております!
コメント